人類は、自然の不思議を探求し、背後にある仕組みや法則を見いだすことで文明を進化させてきました。「自然探求」という種から「科学技術」が発芽し、暮らしに役立つ「産業」となって開花してきたのです。
いま、科学者たちは、宇宙とは何か、物質とは何かという究極の問に取り組んでいます。この基礎科学の研究から、常識をくつがえす新発見が次々となされ、そこで産声をあげた新たな技術が、環境エネルギーをはじめとする産業分野で活躍しています。
地球は、漆黒の宙に浮かぶ美しい星です。オアシスのように美しいこの星の未来を守るのは、科学技術の大切な使命の一つです。「宙博2010」では、人類の希望の“種”となる新しい科学技術にスポットを当て、皆様に分かりやすくご紹介していきます。



~先端科学による夢と美しい地球環境を次世代に~
古代の人々は星の動きを観察することで暦をつくり、人類最古の産業である農林水産業を確立しました。
また400年前のガリレオ・ガリレイによる初めての天体望遠鏡による天文観測は、ニュートン力学を産み
近代科学の基礎を築きました。この結果、産業革命が起こり資本主義経済へ、併せて客観的事実を元にした
科学的方法論が定着し民主主義政治へと発展しました。
この間、人類は宙を見あげ、謎を解明することで、時代の扉を開いてきたのです。
「世界経済危機」と「地球環境危機」に直面する中で私たちは再び宙に目を向けます。
宙の謎を解く最先端の研究から、環境エネルギー産業を創出する新たな芽が生まれているからです。
本催しは世界天文年2009日本委員会公認イベントとして、科学技術の面白さと大切さ、それらが守り育てる美しい星空と地球環境にスポットを当て、開催いたしました。第2回目となる今回も日本が誇る科学技術の最先端と、そこから誕生する環境エネルギー革命にスポットを当て、ダイナミックに、かつ分かりやすくお伝えしていきます。是非、本催しにご賛同頂きまして、積極的にご参加くださいますよう、お願いいたします。
宙博2010事務局責任者
株式会社ナノオプト・メディア
代表取締役社長
藤原 洋
![]() |