Journal : 宙博ジャーナル

第6回 [最先端を、分かりやすく!]

2010/10/20




いよいよ、宙博2010の開催が近づいてきました。今回の会場は、皇居のそばの北の丸公園内にある「科学技術館」です。前回の国際フォーラムや、お台場の科学未来館ではありませんので、お間違えのないようにお越しください。

さて、今回の「宙博2010」ですが、展示は大きく6つのテーマに分類されます。その6つとは、「極小世界から宇宙を探る」「地球環境の明日を創る」「宇宙を暮らしに役立てる」「宇宙へ人類を送り出す」「宇宙の果てを探査する」「宇宙のナゾを解明する」の各テーマです。なぜ、このような分類にしたかというと、難解な科学技術と私たちの関係を、少しでも分かりやすくお見せしたいと考えたからです。

「天文・宇宙」や「環境・エネルギー」と言われても、それが私たちの暮らしにどう関係しているのか、今ひとつピンと来ないところがあります。でも、実際には、極小世界の研究から最新のコンピューターや超伝導技術が発達したり、衛星の打ち上げによって通信やナビが進化したりしています。私たちは知らないうちに、宇宙開発や科学技術の恩恵をたくさん受けているのです。こうした科学技術と私たちとのつながりをより分かりやすくするために、今回の宙博では展示を6つのテーマに分類しました。

 「極小世界から宇宙を探る」では、世界のトップクラスをいく高エネルギー加速器を使った研究をご紹介します。「地球環境の明日を創る」では、化石燃料に頼らないクリーンな社会を目指すさまざまな研究や試みを。また、「宇宙を暮らしに役立てる」では、通信やナビ、発電など、暮らしに役立つ宇宙開発の最先端をお目にかけます。

さらに、「宇宙を人類へ送り出す」では、人類が宇宙で暮らすために必要となる技術やロボットでの惑星探査などをご紹介。「宇宙の果てを探査する」では、巨大望遠鏡や衛星などによる宇宙の探査やその成果を。そして、「宇宙のナゾを解明する」では、未だナゾだらけの宇宙に切り込む研究の最先端をご紹介します。

さて、このように6つのテーマで展示を切りましたが、実際の会場がテーマごとに分かれているわけではありません。なぜなら、極小世界から宇宙の果てまで、宙博でご紹介する研究はすべてが有機的につながり、相互に影響しあっているからです。テーマごとにブースで分けてしまうと、そのダイナミックなつながりが消えてしまいます。だから、あえて展示はテーマごとに分類せず、科学技術館のフロア全体に広がっています。

宙博は、ただ見て回るだけのイベントではありません。科学技術と暮らしの交流を目的としたイベントです。展示会場には皆様をご案内するサイエンスナビゲーターが常駐しています。ぜひ遠慮せずに、鋭い質問をぶつけて、興味と理解を深めてください。

そして、今年もまた研究の最前線に立つ研究者や文化人の方が会場に駆けつけ、楽しいレクチャーをしてくださいます。地下の「サイエンスホール」、1階の「ライブステージ」で行われるプログラムに、どしどしご参加ください。科学技術館の2階と4階では、親子で楽しめるワークショップなども盛りだくさん。4階にある「シンラドーム」では、直径10mのドームスクリーンいっぱいに広がる映像でさまざまな科学の話題がお楽しみいただけます。

10月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間、日本の科学技術の最先端が一堂に集います。日本一、科学のことが分かる展示を宙博は目指していきますので、ぜひとも、ふるってご参加ください。去年よりパワーアップした宙博が、皆様をお迎えいたします。