[特別対談] 科学とは

講演時間 = 10月31日(日)11:05-12:05

エジソンの時代には、科学・技術が誰の手にも入れることができ、また理解することが可能でした。しかし現代では、公開されている科学・技術はごく一部で、多くは完全にブラックボックス化しています。このことが、一般の人々が科学・技術を理解することを難しくしています。きちんとした理解をしていないため、容易に疑似科学にだまされることも起きるのです。科学を理解し、そしてその方法論を身につけることこそが、科学の発展にはかかせません。科学の真の理解とは何か、それはどのようにすれば得られるのか・・・。 素粒子と宇宙に関する根源的な謎の解明に挑む新たなる学問に取り組んでいらっしゃる益川敏英先生と、宇宙の進化・発展について深く研究されている杉山直先生に熱く語り合っていただきます。

SPEAKER

杉山 直

名古屋大学 教授 / 東京大学数物連携宇宙研究機構 主任研究員

ドイツ生まれ、神奈川県出身。早稲田大学卒業、広島大学大学院修了、理学博士。東京大学助手、京都大学助教授、国立天文台教授を経て、現職。カリフォルニア大学バークレー校研究員、フンボルト奨学生、パリ南大学客員教授、シカゴ大学客員教授などを歴任。専門は宇宙論、とくに宇宙マイクロ波背景放射の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎記念賞を受賞。著賞には、「宇宙 その始まりから終わりへ」(朝日新聞社)、「膨張宇宙とビッグバンの物理」(岩波書店)、相対性理論(講談社)などがある。

益川 敏英

名古屋大学 KMI素粒子宇宙起源研究機構長

1967年3月 名古屋大学大学院理学研究科修了(理学博士)
1967年4月 名古屋大学理学部助手
1970年   京都大学理学部助手
1976年   東京大学原子核研究所助教授
1980年   京都大学基礎物理学研究所教授
1990年   京都大学理学部教授
1997年   京都大学基礎物理学研究所長
2003年   京都産業大学理学部教授
2007年   名古屋大学特別招聘教授
2009年   名古屋大学特別教授
2010年   名古屋大学KMI素粒子宇宙起源研究機構長

受賞歴 =
1979年 仁科記念賞
1985年 日本学士院賞
1985年 アメリカ物理学会J・J・サクライ賞
1994年 朝日賞
1995年 中日文化賞
2001年 文化功労者
2007年 欧州物理学会高エネルギー・素粒子物理学賞
2008年 ノーベル物理学賞
2008年 文化勲章