「はやぶさ」 ~管制室と回収チームの秘話~

講演時間 = 10月29日(金)13:00-14:10

小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げから7年目の今年、その任務を終えましたが、 このプロジェクトにはさまざまな研究者、技術者が関わってきました。 この講演では、はやぶさプロジェクト発足時より現場を見守ってきた的川泰宣先生、 イトカワへのタッチダウンタを試みていたまさにその瞬間を最前線の現場からブログ で配信し続けた寺薗淳也先生、そしてカプセル回収チームとしてオーストラリアに赴 きカプセル落下を待ちうけた並木道義先生の3名をお迎えし、はやぶさプロジェクト の苦労話や秘話をお話いただきます。

SPEAKER

的川 泰宣

宇宙航空研究開発機構 名誉教授・技術参与

1942年2月23日広島県呉市に生まれる。
1965年東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒業(宇宙工学第一期生)
1970年東京大学大学院工学研究科航空学科専攻博士課程終了 工学博士、東京大学宇宙航空研究所、宇宙科学研究所、JAXA教育・広報統括執行役、同対外協力室長を経て、現職。この間、ミューロケットの改良、数々の科学衛星の誕生に活躍し、1980年代には、ハレー彗星探査計画に中心的なメンバーとして尽力。
2005年には、JAXA宇宙教育センターを先導して設立、センター長となる。
2008年6月NPO法人「子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)」を設立、会長となる。

並木 道義

宇宙航空研究開発機構 特任担当役 

専門分野 = 電子工学
1969、S39  東京大学付属航空研究所 航空力学部:河村研究室 入所
1966、S41  同所に気球工学部門創設
河村教授=初代大気球委員長となり同年より気球実験の手伝いを始める
1978、S53  河村教授定年退官により気球工学部門へ移籍
その後オーストラリア、中国、ブラジル等で気球実験のため渡航
1992、H04  第34次日本南極観測隊夏隊
2002、H14  第44次日本南極観測隊夏隊
2003、H15  第45次日本南極観測隊夏隊と3回の南極における気球飛翔を指揮した 2006、H18  宇宙航空研究開発機構を定年退官
その後3年間再任用され、特任担当役として現在に至る

寺薗 淳也

会津大学 先端情報科学研究センター 
宇宙情報科学クラスター 助教

1967年東京都生まれ。名古屋大学卒。東京大学大学院博士課程中退。宇宙開発事業団、宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラムを経て現職。専門は惑星科学、情報科学。月・惑星探査を中心とした情報システムの構築などを専門としている。また、月・惑星探査の普及啓発などにも努めている。著書は「イケナイ宇宙学」(楽工社、2009年、共訳)、「謎解き超常現象II」(彩図社、2010年、共著)など。